11月1日。
ディナーにご予約をいただいた。
大人の女性で、久しぶりの同窓会みたいなイメージだった。
話に花を咲かせながら、お料理をきれいに召し上がってくださった。
食後に、それぞれケーキセットも頼んで、雑貨を見に行かれた。
お食事を片付けて、ドリンクを作り、ケーキの6ピースとセットし、
誰もいらっしゃらないテーブルに置いて、
「お待たせしました。ただいまご用意できましたので」と声をかけた。
厨房の裏に戻って、食器を片付け始めた。
すると、ホールから次々と、
「すごい、みな合ってる」、「すごい、かしこい」などの声が聞こえてきた。
お下げに行った時、お一人から「学生さん?バイトなの?」と聞かれて、
「いいえ、もう学校を出たので、今ここで働いております。」
またお一人に、「バリの方ですか?留学生?」
「いいえ、中国ですけど。」と答えたら、
その方が「学校を出たって、もしかして◯大とか、この辺でしたら、ねえ」とおっしゃって、
そしたら、ほかの方も何か納得したように、なるほどみたいな表情で落ち着いたようだ。
私は何も答えずに、少し微笑んで、「では、失礼いたします。」と残りの食器を下げた。
その後、それぞれ何個の雑貨を買われ、自分用とプレゼント用と指定し、
レジの所に集めて置かれて、また皆さんが席に戻られた。
お顔を思い出しながら、買われた商品を分けて、包装してからテーブルに持っていった。
金額はメモにしたがって、お会計を済ませたら、
みなさんからまた「すごいなあ。ぜんぶ合ってる。」と褒められた(?)
まるで記憶クイズでどれほど当てられるかを試しされたようだった。
幸い、今回に限っては、いい点数がとれたみたい。
別に◯大とか、関係ないと思うけどね。